宵闇ポップ

雲ノ屋根の日常。お絵描き大好き。日々奮闘。 
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# ハロウィン!



久しぶりに話考えてたらボロボロでした…。
話考えられない。ずっとやらないと色んなこと鈍っていくんだな。

いつまでもぐだぐだしてる場合じゃない。創作しよう。

追記でオリキャラの。ボロボロです。
 

「トリックオアトリート!」

「…おはようございます。ラルさん。ここは日本なので僕はお菓子など持ち歩いてはいませんよ?」

朝、学校の昇降口で小走りに同級生がよって来た。元気よくお菓子をよこせと言ってくる隣の席の彼。しかも、ご丁寧に制服の上から吸血鬼をイメージしたであろうマントまで羽織っている。手にはいつも彼が持ち歩いているくまのぬいぐるみ。こちらもお揃いのマントをつけてハロウィン仕様になっている。

寮から着て来たのだろうか。電車通学などじゃなくてよかったと思ってしまう。

「アド君冷たい!見てよ。ホラ!ドラキュラだよォ!いたずらしちゃうよォ〜?」

「ドラキュラは人物の名前であって、吸血鬼が正しいのではないでしょうかね。」

「うぅ…。酷いよォ…。気合い入れてきたのにィ。ハロウィンってウキウキするでしょォ?」

年中ハロウィンみたいな格好の人がよ言えたものだ。と、言うのは口に出さない事にするが、なんだか可哀想になってきたのでそっと鞄に入っていたのど飴の袋を取り出した。

「ほら、お菓子あげますから大人しくしててくださいよ。」

「ホントォ!?って!のど飴!全然嬉しくないんだけどォ!!」

「のど飴はお菓子じゃないって言うんですか。」

「お菓子だけど違うよォ…。ハロウィンらしくないよォ…。」

「これしかないんですから我慢してくださいよ。大体、ラルさんと違ってお菓子なんて持ち歩かないですから。」

「俺よりお菓子とか甘いもの好きなくせに!」

「時々食べるからいいんじゃないですか。」

「その量が異常なんだよ…。」

最近たくさん食べたといえば、学校近くの喫茶店で学生用のメニュー、4人前の大きなパフェを食べたくらいだ。全然普通だ。

「普通ですよ。」

「キミ、いつも自分のこと普通って言うケド、全然普通じゃないからネ。」

すっかりお祭り気分で軽くスキップしながら隣を歩くラルさんを横目に教室に向かって歩いていると、ルームメイトの彩太さんを見つけた。

「彩太さん。おはようございます。」

「ん〜、あー君!おはようったらおはようだね!今朝はしっかり起きられたよ!」

ニコニコ笑顔の彩太さんだが、いつも夜遅くまで起きているので寝坊することが多い彼。そういえば、今朝は既にベッドにいなかった。僕より早く学校にいるなんて珍しい。

「ハロウィンだからね!見てよ!ホラ!新作の『お友達君1031号』!」

そう言って彼は隣にたたずむ白いシーツを指差す。オバケのつもりなのだろうか。顔まで描いてある。

「!見てったら見てよ!ホラ!」

__ウィウィウィウィ…。

機械とモーター音がしたかと思うと、白いシーツが動き出す。

『とりっくおあとりー…と』

『とりっくおあとりー…と』

機械のアームがシーツの下から飛び出してきて僕の腕を掴んできた。

「うわわわ!凄い!」

ラルさんが歓喜の声をあげる。

「ホラホラ。お菓子あげてみてよ!」

「さっきラルさんにあげちゃいましたよ?」

その言葉を聞いて、彩太さんがニヤリと笑う。あ、嫌な予感。

『オ菓子クレナイト、イタズラスル!』

ガガガガと不穏な音を立てながら機械のシーツがまくれ上がる。中から機械仕掛けのカボチャ頭のゴブリンが出てきた。なかなかに精巧な作りをしている。カボチャ部分は生のカボチャのようだが。腹部がぱかっと開き、勢い良く何か液体を発射してくる。

「ちょっ…!」

腕をアームで掴まれているため逃げる事もできず、その液体は僕の顔に直撃する。

オレンジ色の…クリームだろうか。

「カボチャクリーム…。」

「そうなんだよ!ジャックオランタン作るのはいいけど中身の処理に困っちゃってね。どうせなら何か使えないかなと思ってね。どうだった?どうだったかな?」

彩太さんの繰り返して同じ事を言う癖も余計にイライラする。

「彩太さん…。」

「え?」

「うわうわうわ!アド君がお怒りだよォ〜!きしし♪」

「これから授業なんですよ?どうだったじゃないですよ。わかってますか?」

顔にクリームがついてべたべたする。それをハンカチで拭う。

「やっていいイタズラとやっちゃいけないイタズラがあるんですよ?わかりますか?」

にっこりと笑いかける。出来るだけ優しく。

「ひぃいいい!」

___キーンコーンカーンコーン…

タイミング悪く始業のチャイムが鳴ってしまった。クリームでべた付く顔を洗いたいのに。

「チャイム鳴っちゃいましたし。さて、ちゃっちゃと授業行きますよ。ラルさん。」

「あ!そうだねェ!」

教室は階段の上だ。慌てて二人で階段を駆け上る。

「あ、彩太さん!帰ったら僕にも何かいたずらさせてくださいね。」

階段の下を振り返ってにっこり。

「ひぃ!あー君の目が全然笑ってないんだけど!」

「あははは!何しようか1日考えておきますね。」

「おー怖いィ〜。きしし!でも楽しそうだねェ!俺も手伝うよォ〜♪」

今日も楽しい1日になりそうだ。

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